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2015.10.10
足場業界について

【3分で大久保恒産がわかるシリーズ第1段】会社訪問前に見ておきたい「大久保恒産って何の会社!?」

大久保恒産って何の会社!?

“大久保恒産”って言われて何の会社だか想像できるでしょうか?

そもそも”恒産”という言葉は、弱肉強食の論理が優先される紀元前の中国・戦国時代に、軍事力による覇道政治を戒めて、道徳による王道政治の理想を説いた儒学の大家である『孟子(もうし)』が用いた言葉です。

孟子は、自身の書「孟子」の一章『梁恵王章句上(りょうけいおうしょうく)』に「恒産無くして恒心有る者は、ただ土のみ能くするを為す。民の若きは即ち恒産無ければ、因りて恒心無し(訳:一定の生業が無くても安定した道義心を持つことができるのは、学問修養のできた士だけである。一般の人は生活が安定しなければ、安定した道義心を持つことができない)」と書いています。

これは言い換えると、「衣食足りて礼節を知る」という言葉にも通じます。

つまり、大久保恒産とは、「仕事を通して自らの生活を安定させ、その上で道義心を研鑽する場」という意味になります(編集者解釈)。

さて、前置きが長くなりましたが、本題に入ります。大久保恒産は何の会社なのでしょうか。
それは、大久保恒産は「足場の施工会社」です。

・・・

・・・?

足場の施工会社って何?

足場の施工会社?画像

・・・

そうです。足場の施工会社と言われても、一般的に馴染みのない「B to B」の会社なので、良くわからないというのが実際の所だと思います。

そもそも足場とは!?

そもそも足場ってなんだろう?という人が多いのではないでしょうか。住宅やマンションのリフォームで足場が組まれているのを間近に見たことがある人でも、あまり足場について意識して見たことがある人は少ないですよね(笑)。しかも、インターネットで調べても、足場の意味や役割を体系的に詳しく書いてあるものは意外と少ないんです。
そもそも建設業における足場の定義とは「高所作業を安全に、効率良く行うためのもの」を指します(当社定義)。では高所作業とはどんな作業でしょうか?
ここで、戸建て住宅での足場を例にとって見ていきます。

足場が求められる現場

通常2階建ての住宅を建てるときは、地盤調査から始まり、基礎工事で鉄筋コンクリートの土台を作ります(下部写真参考)。これが住宅の土台「基礎」となります。この上に、木造の家なら大工が木を組んでいき、家を完成させます。足場は「基礎」が出来上がった段階で登場します。

基礎
住宅の土台となる「基礎」。この基礎がしっかりとしているから、この上に住宅が建つ。この基礎の周囲に足場が架かる。

大工が木を組むとき、高い所に登るためには、上に登るための道が必要ですね。
また、木組みを終えるとそこに外壁工事・屋根工事・板金工事・電気工事などの様々な業者がそれぞれ工事を行います。その時に、高所で安全に作業するために必要なのが足場なんです。
なぜなら、脚立のようなものでも高所での作業はできますが、高くなるほど脚立は不安定で、ふとした拍子に倒れて事故につながる危険性が高いですよね。また、横に作業するときにいちいち下りて脚立を移動していると、とても手間がかかります。そこで、建物の周りに足場を架け、外壁や屋根などの工事を安全に、効率良く行います(下部写真参考)。つまり、足場とは「住宅を建てるために必要な工事の中で、高所での作業を安全に、効率良く行うために必要なもの」となるわけです。したがって、足場を使う業者が使いやすい足場を架けることが足場業者(以下、足場屋)に求められます。

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木造2階建て住宅の周りに足場が架かっている様子。高所での作業を安全、効率的に行うために足場を架ける。住宅が建つ前に足場を架けるため、住宅の完成形をイメージして足場を架けなければならない。

足場を架ける難しさ

足場と言っても、住宅の形が千差万別なように、その住宅を建てるために必要な足場も千差万別です。その住宅ごとにどのような足場を架けたら良いかを考えて足場を施工することは簡単なことではありません。そして、イメージしてください。冒頭の文章に、足場は「基礎」ができた段階で組むと書きました。しかし、当たり前ですが、「基礎」ができた段階ではまだ家がないのです。何もない空間に完成後の家をイメージして、そこに必要な足場を組む。これは訓練しなければできません。そのイメージが実際のものとズレていると、工事がどんどん進むにつれて、不具合が出てきます。「庇(ひさし)の部分が足場にあたる」「足場と壁までの距離が離れすぎてて工事できない」。このような事態になってしまいます。いくらそこに住宅の土台の「基礎」があっても、最終的に出来上がる住宅には基礎だけ見てもわからない箇所がたくさんあります。シャッターボックス・ヒサシ・雨樋いなど。そうした情報も図面から読み取らなくてはなりません。足場屋は、ただ単純に足場を組むだけではなく、そこにはまだない家の完成形をイメージする力、そしてそれを図面から読み取る力が必要なのです。

新築現場と改修現場

そして、先ほど述べたのは、「新築現場で足場を架ける」場合です。実際には新築住宅のへ足場工事だけでなく、リフォームのための足場工事もします。これを「改修工事」と呼びます。例えば戸建て住宅で言えば、メンテナンスのために10〜15年に1回、外壁の洗浄や塗替えをします。このような工事の場合、足場を組む時にはすで住宅があるため、実物がある分、新築工事に比べ足場を架やすいように見えます。しかし、改修工事ではすでに家が建っている分、足場を架ける時に使用できるスペースが狭くなるので、その分材料の運搬・搬入も大変ですし、何より足場部材を運搬中に家の壁を傷つけてしまったり、置いてあるものにぶつけて壊してしまったりというリスクもあります。一方で、新築現場と異なるのは、そこにはすでに家があるので、組む足場がイメージしやすいという点です。どちらが簡単・難しいというわけではありませんが、足場の施工時間で見れば、改修工事の方が新築工事に比べて時間がかかります。
以上のように、足場工事では主に「新築現場」での組立・解体、「改修現場」での組立・解体があります。その他にも、住宅内部に広い吹抜スペースがある場合は、室内であっても足場を架ける時があります。これを「内部足場」や「吹抜け工事」と呼びます(下部写真参考)。足場は外部だけでなく、内部に架ける場合もあるんですね!

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マンションの階段部分の内部足場。一般の人が通る部分の足場なので、足場に虎柄の“パイプガード”と呼ばれるクッション材を取り付け、ぶつかっても怪我しにくいように配慮されている。

低層工事と高層工事

先に述べたのは、戸建て住宅への足場の施工のケースです。これに対し、工場・4階建て以上のマンション・ビルなどの大型物件への足場施工もあります。大久保恒産では、主に戸建て住宅への足場施工を「低層工事」、大型物件への足場施工を「高層工事」と呼んで分けています。高層物件への足場施工は戸建て住宅の延長線と思われがちですが、その内容は全く異なります。低層物件への足場の施工は、主流の規模の住宅(100㎡前後の住宅)であれば、職人2〜3人で1日約2棟の施工量となり、他の業者と同時並行で工事が進むことは少ないです。一方、高層物件の場合、足場を架けるのに、短い物件で1週間前後、多くて10日〜2週間、時には1ヶ月前後かかる物件もあります。さらに、足場の施工中も、鉄筋工や型枠大工など、様々な業者が出入りするため、足場の知識だけでなく、関係する業者の工事のことも考慮しなければ、スムーズな現場作業を行うことができないため、より広い知識が必要となります。そのため、同じ足場工事でも、「低層工事」と「高層工事」では、事業内容は全く異なります。

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横浜・中華街にある高さ13mを越える「西陽門」へ足場を架けた時の写真。中華街の門のような建造物への足場工事は珍しい。中華街は、日中人通りが多いため、夜勤を中心に足場を架けた。

参考:
建築業界における足場工事の位置づけ
足場の歴史って400年以上も前からあるの!?
これが足場!?危険過ぎる海外の足場まとめ

足場の施工会社とは?

なんとなく足場に関わる環境や背景はご理解いただけたでしょうか?

それでは最後に、足場に関わる業種について説明します。

足場は、上記で説明したように、現場に行って組立・解体を行います。
このように、現場で工事する人たちが「職人」であり、実際に工事(=施工)する会社が、「足場の施工会社」です。

そして、わざわざ「足場の施工会社」と言うのは、「足場」に関わる業種として、

① 足場で使用する材料(足場の部材、資材と呼びます)を作る「メーカー」
② 足場部材を使って施工する「足場の施工会社」
③ 足場部材を販売・レンタルする「販売・レンタル会社」

の3つがあり、メーカーだけの会社もあれば、メーカーと施工両方やってますという会社もあります。

大久保恒産グループでは、「大久保恒産」が足場の施工を、大久保恒産のグループ会社である「大樹恒産(たいじゅこうさん)」が販売・レンタルを行っています。

ここで、大久保恒産グループ会社を紹介します。

【大久保恒産グループ】
(株)大久保恒産・・・足場の「施工会社」
(株)大樹恒産・・・足場の「販売・レンタル」(大樹恒産のHPはこちら
(有)相内組・・・足場の施工会社(子会社・横浜市青葉区)
(株)常総テクノ・・・足場の「施工会社」(子会社・茨城県守谷市)
(協)関東産業振興会・・・外国人技能実習生の「派遣事業」(建設業界に限る)(派遣事業のページはこちら

皆様にとって、「足場業界」は普段馴染みのない業界であり、イメージがなかなかつかめないかと思いますが、このページで少しでも理解していただけたなら、嬉しいです。

以上で【3分で大久保恒産がわかる】会社訪問前に見ておきたい「大久保恒産って何の会社!?」を終わります!

参考:
【3分で大久保恒産がわかるシリーズ第2段】会社訪問前に見ておきたい「大久保恒産の専門用語」
足場屋って鳶とは違うの?
大樹恒産の『販売・レンタル』ではどんなことしてるの?


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