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2019.12.27
足場業界について

【3分でわかるシリーズ】足場の天敵「強風」対策って具体的に何をしてるの?

足場にとって、最も脅威となるのが「強風」です。特に台風シーズンは足場屋が最も警戒する時期で、世間的にも足場の倒壊事故が増える時期となります。台風時期以外も、木枯らしや春一番などの強風シーズンがあります。

また、時期以外にも、高台や海岸沿いなどの風が強く吹く場所にも注意が必要となります。
そういった強風に対し、どういった対策をしているのか、解説したいと思います。

そもそも、足場が倒壊する理由は
① 足場の強度が不十分
② 建物からの控え※が不十分
③ 強風対策をほとんど行っていない

この3つがほとんどの原因です。
※控えとは、足場が倒壊しないように、足場を補強する手法のこと。

①と②に関しては、【3分でわかるシリーズ】足場を見ればどれくらいの強度かわかる?正しい足場の見方とは?で詳しく述べているので、参考にしてください。要点をまとめると

足場はあくまで仮設物なので、地面と固定されているわけではないので強度自体はとても弱い。そのため、地面としっかり固定されている建物から控えを取ることで、足場の強度を高めている

足場の種類や規模によっても強度の出し方はそれぞれであるが、こういった基本的なことができていれば、通常時はまず倒壊の心配はありません。
一方、強風対策をするとなると、やれることは、①~③それぞれで、

① 足場の強度をより高くするための補強をすること
② 控えを増やすことまたは強い控えに変えること
③ メッシュシートを畳む

これらのうち、①の補強の例として、最も簡単で効果の高い対策が親綱を張るというものです。
親綱とは、写真のような、両端にフックの着いたロープのことで、足場が現状以上に外に広がらないように引っ張るためのものです。

次に、手間はかかりますが、効果の高いものが、③のメッシュシートを畳む、です。
足場において、最も風の力を受けるのは、実は足場自体ではなく、周りに張ってあるメッシュシート(ネット)です。メッシュシートは、全く風を通さないわけではないですが、面積が大きいため、風の影響を受けやすいのです。メッシュシートは足場に止められているため、メッシュシートが風を受け、その力で足場が持っていかれてしまうと、足場の倒壊につながります。そこで、風の力を受ける「屋根より上」「四隅」を中心にメッシュシートを畳んでしまうことで、風からの力を受けないようにするというのが、メッシュシートを畳むという強風対策です。メッシュシートのたたみ方には、「上部だけ三角形に絞る」、「上部を折り返す」、「四隅を畳む」、「全て畳む」といったやり方があります。


上部だけ三角形に絞るたたみ方


四隅を畳むやり方

全てをたたむやり方

こういった強風対策をすることで、少しでも風の抵抗を減らし、足場を倒壊させないようにしています。

▼参考
【3分でわかるシリーズ】足場を見ればどれくらいの強度かわかる?正しい足場の見方とは?
【3分でわかるシリーズ】雨の日でも足場工事はやるの?
【3分でわかるシリーズ】足場ってどんな種類があるの?~住宅から超高層ビルまでの足場について~


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