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2016.2.23
会社紹介

目標達成のために、生産性度外視で行う「事務所ミーティング」とは?

大久保恒産では、社員が主体的な目標達成をするように、月に一度、全社員を集めて事務所ミーティングと言われる全体ミーティングが行われています。

この事務所ミーティングは、なんと全社員50人が参加するミーティングです。全社員が参加する分、その時間は社内の活動が全てストップし、実質その時間の人件費はかさむことになります。一見非生産的に見えるこのような行事を、大久保恒産では20年以上前から続けているのです。「なぜ大久保恒産は、この事務所ミーティングを大切にしているのか?」気になるその理由を手塚副社長に伺いました。

「助け合いの精神」と「問題意識の共有」が生まれる。

zensyain

大久保恒産が、毎月事務所ミーティングを開催している一番の理由は、「全社員が同じ志を持ち、チームごとの目標を共有し、ひとりひとりが意識をして日々の仕事に邁進すること。」を最も大切にしているからです。同じ志が根底にあることで、「困っている社員がいれば、チームを超えて助けてあげる。」「お互いが助け合い、協力しあう」といった大久保恒産らしい文化が根付いていると感じています。また、何かしらの問題が発生したときにも、全社員が他人事ではなく自分事として問題を認識をすることができるので、組織として同じ過ちを繰り返すことが無くなります。「現場も社内も、一人では何もできないんだから、みんなで共に作っていこう。」そんな想いで、この事務所ミーティングを開催しているのです。

なるほど、全社員が共通の目的と目標を持つことが、組織の力となっているんですね。
では、実際に事務所ミーティングではどのような事をしているのでしょうか?

事務所ミーティングに潜入!

大久保恒産の全社員研修の様子写真

時間通りに、気持ちの良い挨拶でスタートをしました。大久保恒産が掲げている「挨拶をする」「時間を守る」「約束を守る」という大久保三原則が全社員にしっかり浸透しています。

大久保恒産の全社員研修で各部署の報告の様子

各部署ごとに、この一ヶ月の売上や達成率などの業務経過報告、注意点や良かったことなどが発表され、テンポよくミーティングが進行されていきます。

低層工事部の阿部部長からは、こんな素晴らしい発表がありました。

阿部部長 (1)

社長はじめ全社員が集まるこの場で、「低層工事部全課・全班、目標達成しました」と言えることを嬉しく思います。去年に比べて、目標達成のための数字を貪欲に追う人が増えたように感じます。職人さんの仕事量が多くて、「職人さん大丈夫かな?」「番頭さん大丈夫かな?」と心配する時もありましたが、みんなが嫌な顔をせずに、疲れても前を向いてやれてきた結果だと思います。この調子で、みんなが今やっているように一つ一つの数字を大事にして目を背けないでやっていけば、2月以降も引き続き目標達成できると思います。

共通の目的と目標が浸透しているからこそ、全チーム目標達成という成果を生み出しているのでしょうね。

大久保恒産の全社員研修での大久保和男社長のメッセージ

そして大久保社長からのメッセージの時間。新しい事務所となってから始めての事務所ミーティングということで、大久保社長もさらに熱が入ります。熱意のある声に、一気に場の空気が締まるのを感じました。

大久保恒産の新社屋がこの鴨志田町に出来た。その意味を考えなければならない。それは、この新社屋は単に事務所機能だけではない。大久保恒産で働く人の「頑張ろう」という心の拠り所・シンボルでなければならない。その、発信基地ができたという風に捉えていただきたい。大久保恒産がこれから日本一の企業になっていくにふさわしい考え方を持った社員でなければならない。今、その姿勢が問われているという風に思います。最終的には能力ではない。お客さんに「あの会社に行けば暖かさを感じる」と思っていただける会社になっていかなければならない。

戦争もない、地雷もない今の情勢、やろうとすればなんぼでもできる中でなぜやらないのか。それは、掲げた目標に対してまだやる体制になっていないだけなんだ。できなかったら、できるまでやる!繰り返し繰り返し議論をしていって欲しい。
目標を持てば、「達成するためには今何をするべきなのか?」という議論が必ず出てくるはずだ。この事務所ミーティングは、そうして行動した結果報告の場だ。1人1人何も啓蒙活動しないなら売り上げ上がるはずがない。

工事部だけじゃなく、それぞれの分野において、ちゃんとした明確な目的をもつことが大切。そして、目標を持ったら、「必ず達成するんだ、おまえ頼むよ!」という想いを部下に伝えるということをお願いしたい。熱い想い、熱い志、お客さんからの「ありがとう」が連鎖する会社でなければ、目標を達成し続けることはできるわけない、そう思います。どんなことがあってもやれないことはないんだ。以上、よろしくお願いします。

ただの事務所ではなく、価値を発信していく拠点としてこの新しい事務所が存在している。そして、それを実現するのが大久保恒産の社員の使命である。社会のために、そして社員の為に、昔から貫き続けてきた信念を全社員と共有していきます。

大久保恒産の全社員研修での集合写真

そして全ての議題が終了し、事務所ミーティングは終了。
事務所ミーティングに参加している社員達は、どのように感じているのでしょうか?
実際に聞いてみました。

社員が感じている、事務所ミーティングに参加する意味とは

大久保恒産の全社員研修の新入社員がコメントしている写真

PROFILE
五十嵐大稀(いがらし・ひろき)。低層工事部 2課1班。番頭。

売り上げに対する意識の高さはもちろん、各部署の代表者が職人さんの様子を見て「苦労していること」「直に感じていること」などを発表しているので、『職人さん一人一人をよく見ているな』というのを強く感じます。それにより、職人は「番頭一人一人がちゃんと見ていてくれるのだな」と感じ、頑張る気持ちに繋がっているんだと思います

大久保恒産の全社員研修の新入社員がコメントしている写真2

PROFILE
脇田君彦(わきた・きみひこ)。低層工事部2課2班所属。番頭。

自分がやってる仕事が数字に反映されて、分かりやすくなり、よりやる気につながったり、「もっとこうした方が良いんだ」と改善点に気づかされるのが事務所ミーティングだと思います。それと同時に、毎月の売上などを直に見ることで仕事の中身である”質”がとても重要なんだということをとても感じますね。
会社として売上をあげるために、単価が高い案件も多くもってこなきゃいけない。そのために、職人さんだけでは不得意な部分もあるので、元々職人をやっていた自分が出れるときはなるべく出るようにしてます

目標を全社員が意識できるからこそ、「建設業界で一番人が育つ会社」を創っていける

目標を設定する会社は多いと思います。ただ、経営者から言われたことを受け身の姿勢で取り組むのではなく、社員一人一人が心の底から「会社の目標を担っていく一員である」という意識を持って行動できている会社はどれだけあるのでしょうか?

それぞれが目標を達成するために、自主的に試行錯誤を繰り返し、その途中経過を全社員の前で報告し、みんなで改善していく。大久保恒産が1968年の創業以来、お客様から愛され、地域から愛され、安定した黒字経営を続けてこれたのは、この20年以上続いている大久保恒産の事務所ミーティングを通して、目標達成する力が全社員一人一人にあるからなのですね。


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