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2016.3.5
社員紹介

「日本一の足場職人」を育てるベテラン職人。教育に力を入れる理由とは?

【PROFILE】
村野 匡記(むらの・まさき)。40歳。1999年に大久保恒産で職人として働き始める。低層工事部 2課2班所属。前職は重量の鳶。

今回お話を伺ったのは、大久保恒産で職人として働く村野匡記さんです。村野さんは、「村野チーム」として職人チームを率いる大久保恒産歴15年のベテラン親方。今回は、そんな村野さんがどういう経緯で大久保恒産と出会い、どんな想いで働いているのかを伺いました!

「チームで仕事をする」ということに疲れた前職時代

大久保恒産への入社までの経緯を教えて下さい。

前職は10名くらいの小さな会社で重量の鳶をしており、工事主任と採用担当を任せて頂いていました。正直に話すと、前職を退職した理由は、「チームで仕事をする」ということに疲れたからです(笑)。

というのも、私は先輩として、ご飯に連れていって色んな話をしたり、「生活が厳しい」と相談されれば生活費を貸したり、「通勤の足がない」と言われれば会社の車を貸したりするなど、自分なりに時間やお金をかけて熱心に若い子を育てていました。ところが、なかなか定着せず、人の出入りがずっと激しかったんです。

今思えば、そもそも「これだけやってあげているのに」という考えは自分の解釈であって、相手は「これだけやってもらっている」と受け取っていたとは限りませんし、定着しない理由は全く別のところにあったのかもしれません。
ですが、当時は私も若かったので「若い人材に長く働いてもらうにはどうしたらいいだろう?」と、とても悩みました。

中には、当日の朝に「辞めるので今日から行きません」と連絡が来たり、全く連絡もなしに突然来なくなってしまう子もいました。こちらは、お客様と「この日は○人で作業させていただきます」と予め約束して、お客様もその予定で仕事を組んでいるのに、それでは仕事になりませんよね。

お客様と後輩と社長、それぞれの板挟みに悩み、「今日はきちんと来てくれるかな?」と不安な毎日を過ごしていくうちに、「チームで仕事をする」ということに疲れてしまったことが退職の理由です。

なので、転職の際は「自分のペースで、自分だけでやれる仕事」を探しました。大久保恒産に入社を決めたのも、木造住宅を取り扱っていたことが理由です。

というのも、当時は今とスタイルが違って、木造住宅は1人が1棟を担当するスタイルだったんです。チームワークが必須となる重量鳶に対し、自分一人で、やった分だけ稼げるという仕組みになっていました。
※現在は2〜3人で現場に行くスタイルと、7〜8人のチームで仕事をするチーム制など様々なスタイルがあります。

大久保恒産で働く職人村野さんの写真

大久保社長だけが笑顔で自分を褒めてくれた

そうだったんですね。実際に入社されてみて、いかがでしたか?

大久保恒産は、驚くほどアットホームな会社でした。入社当初から仲間達はすごく良くしてくれて、ずっと泥臭い中で頑張ってきた私にとって、突然学生に戻ったような楽しい環境でした。私はそれに甘えて、とても自由に楽しんでしまったのですが・・・(笑)。

例えば、雪が降れば「雪で車が滑って危ないから、休みにしちゃおうよ!」と言って(本当は雨でも雪でも基本的に仕事をします)、休みにしたのにみんなでわざわざ集まって車屋さんにチェーンを買いに行き、そのまま遊びに行ったことがありました。チェーンを買ったなら、それで仕事に行けるじゃないかって話ですよね(笑)。

先日、大久保社長に「村野、最近は雨でも仕事にちゃんと出てんのか?」と言われ恥ずかしくなりましたが(笑)、それと同時に大久保社長の器の大きさに感動しました。当時は人もすぐ雇える時代でしたし、「明日から来なくていいよ」と言われても全くおかしくないような勤務態度でしたから。そんな私に対しても、可能性を諦めずに、あたたかく見守ってくださったからこそ、今の私があると思っています。

大久保社長が現場に足を運んでいる写真

大久保社長は、愛のある方なんですね。

大久保社長は、人を育てるのがとても上手な方だなと思います。事の大小に関わらず、出来たことに関しては褒めてくれますし、間違った方向に向かおうとすれば本気で叱ってくれます。

私達みたいな、ちょっとやんちゃなタイプの人って、あんまり両親や学校の先生から褒められる機会が少ないじゃないですか。

もちろん「いい大学に進学してほしい」、「立派な職業に勤めてほしい」といった親の気持ちは理解できるのですが、やっぱり褒められずに叱られてばかりいると、さらにマイナスな方向に向かいたくなってしまうんですよね。

そんな以前の私のような人間に対しても、社長はわざわざ毎日のように現場に来て、笑顔で「お疲れ様!」「村野、よくやったな」って声をかけてくれるんですよ。免停になった時も、自転車を漕いでまで会いに来て下さったくらいです。

私は、そんな社員ひとりひとりを大事にしてくれる社長の笑顔が大好きです。社長と仕事をしていくうちに、「社長に認められるような仕事、社長が喜んでくれるような仕事を通して、大久保恒産に恩返しをしていきたい」と思うようになりました。

大久保社長が現場に足を運んでいる写真

「日本一の足場屋」を作る若手を育てることが、社長への恩返し

村野さんが考える「社長が喜んでくれるような仕事」とは、どんな仕事でしょうか?

大久保社長は「日本一の足場屋になる」といつも仰っています。私自身、ただ毎日淡々と業務をこなすのはつまらないですから、社長と一緒に「日本一の足場屋」実現のために高みを目指していきたいと思っています。それが、結果的に大久保社長、そして大久保恒産への恩返しになると考えています。

日本一の足場屋になるために、私がいま特に力を入れているのは若手の育成です。

なぜ若手の育成なのでしょうか?

会社のタイミングと、自分のフェーズを考えると、私は「若手の育成」として役割を果たせるんじゃないかなと感じたからです。

大久保恒産は今年で48年目を迎え(取材当時)、所属する職人の年齢層も上がってきました。そうなると、未来の大久保恒産を作っていく、次世代を育てていかないといけないですよね。

私は長い間職人として勤めてきて、若い世代に伝えられることが増えましたし、全体を俯瞰して見ることが出来るようになってきました。会社が次世代に継承していくタイミングと、自分のキャリアを重ねあわせて、自分が貢献できるのは「若手の育成」だと考えたんです。

大久保恒産で働く職人村野さんの写真

後輩の成長を目の当たりにし「もう1回頑張ろう」と決意。個性が輝く「チーム制の可能性」とは

一時期はチームで仕事をすることに疲れた村野さんが、現在チームで育成をしているのは何故でしょうか?

もちろん大変なことはあるのですが、チームのみんなが各々の個性を活かしながら成長しているのを感じられたことが嬉しかったからですね。それが、「チームとしてもう1回頑張ろう」と思えた理由です。

あとは、「日本一の足場屋になる」というビジョンを実現する為にも、チーム制で仕事をすることは大切だと考えているという理由もあります。

なぜチーム制で仕事をすることが「日本一の足場屋を創る」ことに繋がるのでしょうか?

一人の親方に対して一人の子方がつく、というやり方もあるのですが、それだと個性が発揮しきれず勿体無いなと思うからです。

一人親方に対して一人しか子方がつかないと、子方も必要なスキル全てをバランスよく、一定の基準以上にしなければいけないですよね。ある特定のスキルが素晴らしかったとしても、他のスキルが一定の基準以下であれば「使えない」と言われかねない。実際、私のチームではないのですが、過去にそれに落ち込み離れていってしまった子もいました。とても勿体無いことですよね。

チーム制の素晴らしいところは、出来ないから「いらない」のではなく、出来ないなら「出来る部分でチームに貢献する」というやり方が成立するところです。個々のメリットを伸ばして、チーム全体のデメリットを減らしていけるのはとても素晴らしい仕事の仕方だと思います。デメリットのないチームが集まる足場職人集団になれたら、それは日本一の足場屋にもぐっと近づけるはずです。

大久保恒産で働く職人村野さんの写真
こちらが村野チームのみなさんです。かっこいいですね!

チームの成長を感じられるのは、どんな時ですか?

普通の住宅の10倍近い大きな現場を、私ではなく、チームの一人である常田(23歳・職人)が職長(現場で指揮監督するう役職のこと)となってやり遂げたことがとても嬉しかったです。クレームもなく、お金の面も予算通り赤字になることなく終わらしてくれたので、とても成長を感じられました。

あと、田中(25歳・職人)も、高さが通常の住宅の3倍以上もある難しい建物を、職長となってやってくれたり、今までは僕がやっていたクレーンを使った作業も齋藤(25歳・職人)が免許を取ってきてやってくれるようになりました。

見ていて、本当に頼もしいですね。もう、その3人が力を合わせて、僕がサポートをすればどんな仕事でも出来るんじゃないかなと感じるくらいです。

大久保恒産で働く職人村野さんの写真

素晴らしいチームですね。

チームのみんなといつも話しているのは、「愚痴は言ってもいいけど、『出来ない』って言葉は職人として言っちゃダメだよね」という話。一見不可能に思える仕事でも、最善の努力をすることが職人としてのプライドだと思うんですよね。

繁忙期に、どんなに夜遅い時間や日曜日でも出てきてくれるのも、職人としてのプロ意識があるからこそだと思っています。きっと、彼女とデートしたり、友達と遊びに行ったりしたい年頃だろうに、寝る間も惜しんで一生懸命チームのために仕事してくれるんですよ。その姿勢に「私も負けてられない、頑張ろう!」って思いますね。チームのみんなには本当に感謝しています。

「一流かどうか」というのは周りが評価することですが、周りから「大久保恒産の職人さんは一流だよね」って言われるような職人になってもらえれば、日本一の足場屋を目指す私としては、ひとつ形に残せたことになるのかな、と考えています。

大久保恒産の職人村野チームの写真
大久保恒産忘年会での村野チームの一枚

未来の大久保恒産を担っていく若手に期待すること

若手に期待することは何ですか?

私のチームのメンバーは、会社にとってもすごい人材になるんじゃないかと感じています。それは、売り上げなどの数字的な面はもちろん、人を育てるという点においてもこれから担っていける人材であると思っています。

直近の目標で言うと、お客様から「次も頼むね」、「次も君たちに頼みたい」と言われるような信頼関係を築くことが目標です。現在も2回目の仕事は職長を私ではなく若手に任せるとか、現場監督とのコミュニケーションを積極的にとってもらうなど、打ち合わせから仕事の進め方まで任せられているので、この調子で行けば仕事の幅はさらに増えていくと期待しています。

「若手」といえば、新卒採用と教育を担当されている大久保陽介さんに期待していることはありますか?

私は社長の笑顔が大好きだと言いましたが、陽介くんの笑顔も大好きです(笑)。陽介くんのコミュニケーション能力や礼儀正しさ、人に対する接し方や、仕事に対する姿勢はとても魅力的だと感じています。

そんな陽介くんの魅力を活かして、私達が「社長のために頑張ろう」という想いがあるように、陽介くんも若手にとって「陽介くんのために頑張ろう」と思われるような存在になってほしいなと思っています。

この業界は、私達の時代は殴ったり殴られたり、怒号が飛び交うことも普通にあった仕事でした。ですが、今はまた時代が違いますよね。教育環境、生活環境、仕事環境が違う世代に対して、どう伝えていくのか?どう教育していくのか?ということは、私自身毎日勉強しています。

陽介くんはそいういう点にとても理解があると会社のみんなから聞いているので、私達の世代では理解してあげられないことも、陽介くんなら理解して、上手にみんなを引っ張っていってくれるんじゃないかなと思っています。

そうやって若手もみんなで一丸となって、社長の目指している「日本一の足場屋」を全員実現させていきたいですね。

大久保恒産で働く職人村野さんの写真

日本一の足場屋になるために、「いいとこ取りが連鎖する教育体制」を

最後に、村野さんの今後の目標を教えて下さい。

本来、後輩は先輩より上をいくはずだと思っています。先輩が自分の持っているノウハウ、心構えなど全てを後輩にきちんと伝えることが出来れば、後輩はそこがスタート地点となり、その先さらに成長出来ることになります。その成長した後輩が、そのまた後輩にそのノウハウや心構え全てを伝えていく・・・それを繰り返していけば、大久保恒産の未来はもっとすごいことになりますよね。

私は、日本一の足場屋を創っていくためには、そんな「いいとこ取りが連鎖する教育体制」を作っていかなければいけないと感じています。

そのためにも、チームのメンバーを中心にこれからも自分が伝えられる全てを伝えていきながら、日本一の足場屋で働くトップ職人を育てていきたいですね。

私達も、当然日本一を目指しますよ!どんどん攻めていって、日々成長しながら、活躍できる職人達と一緒に日本一を目指していきたいです。

村野さん、ありがとうございました!

大久保恒産で働く職人村野さんの写真


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