アットホームすぎて会社っぽくない!?大久保恒産の「楽しく働く文化」とは

【PROFILE】
奥住 大吾(おくずみ・だいご)。株式会社大久保恒産 工事事業部 事務担当 部長代理。2005年1月入社。関東学院大学 準硬式野球部のOBで、休日は後輩の応援に野球観戦に出かけている。
奥住さん、本日は宜しくお願い致します!早速ですが、前職は何をされていたんですか?
大久保恒産に入社する前は、大手什器メーカーで施工管理の責任者をやっていました。
そうなんですね!転職をしようと思ったのはなぜですか?
父の体調が悪化したことがきっかけですね。
看病をするためには全国展開の転勤が多い前の職場では難しく、家の近くで働ける会社に転職しようと決めました。家から近ければ業種業態は問わない転職活動だったので、近所で求人を出している企業は広告関係から清掃会社までいろいろ受けましたね。
たくさんの会社を受けられていた中で、建設業界へ興味を持ったのはどうしてですか?
正直、知り合いが斡旋してくれた大手企業に入社するつもりでいたので、他の会社は「社会復帰のためのならし」くらいに考えていました。前職を退職してから少し時間がたっていましたので、面接の練習をしておいたほうがいいかなと考えたんです。
えっ、そうなんですか!行こうと思っていた会社ではなく、大久保恒産に入社を決めたのはどうしてですか?
大久保恒産の対応が誠実すぎて大久保恒産が本命に変わったからです。
と、いいますと?
就職活動って、履歴書を送ってから何週間も待たされたり、不採用だと連絡がこないとか結構あるじゃないですか?
そんな中、大久保恒産は電話したらその場で面接の日程が決まって、土曜日の夕方に面接を受けたのに月曜の朝一で電話をもらったんですよね。それで「詳しい話は直接聞かせてください」とお願いして、もう一回大久保恒産へ行ったんです。そしたら、大久保社長が直接迎えてくださって「うちは社員を大切にする会社でありたいと思っているんだ」と大久保恒産のことを真摯に語ってくださいました。
会社のトップが直接想いを語ってくれるこの誠実な会社で、自分も誠意込めて頑張ろうとその場で「よろしくお願いします」とお返事しました。
そうだったんですね〜。実際に入社されてみて、どうでしたか?
まず、「会社っぽくない!」っていうのが正直な感想です(笑)。アットホームすぎて、社長以下横一列(笑)。今は会社規模も大きくなってきて意図的に「組織っていうのを意識していきましょう」という流れがありますけど、当時は「部長って呼ぶのやめてくれよ〜」と言われましたからね。役職関係なくみんなが「〇〇さん」って呼び合っていました。
私、大久保恒産の社員が笑って仕事しているところが好きなんですよ。私がこんなに日々笑顔で仕事しているなんて、前職の同僚が見たらびっくりすると思いますよ。仕事中に笑うなんてありえませんでしたから。いつも眉間に皺寄せてカリカリ仕事していました。
そうなんですか?今の奥住さんからはイメージできないです!
「仕事は楽しくやらなきゃ」なんてよく聞く言葉ですけど、本当の意味で楽しく働く文化がここまで浸透している会社はなかなかないと思います。
工事事務のみなさんと。仲良しですね!
なぜ「楽しく働く文化」がここまで浸透していると思いますか?
社長自身がいつもそういう働き方を体現されているからでしょうね。
嬉しいときは全身で「嬉しい!」って喜ぶし、楽しいことがあったらみんなで笑うし。でもただ楽しいだけじゃなくて、怒るときはめちゃくちゃ怖いし、怒られたら誠意込めて謝ろうっていう、そういう人間らしい在り方というか働き方がみんなに浸透しているんだと思います。
社長をはじめみんなが楽しく親切に関わってくださったから、新しい環境でも頑張れたんだろうなと本当に思いますね。
素敵ですね。奥住さんは工事事務の部長代理をされていますが、お仕事はどんなことをされているのですか?
工事事務の仕事は、一言でいうと「番頭の後方支援」です。お客様とのやり取り、データの取り込み、見積書や請求書の作成・処理、日報の処理などなど・・・
私はこの立場なので、全体的な数字の集計作業や、みんなが作業してくれたものに不備がないかの確認が主な仕事内容になります。
仕事をする上で大切にしていることはありますか?
数字の取り扱いですね。ただ正確に処理をすればいいというわけではなく、自分自身でしっかりと見通しを立てるようにしています。
みんな日々の売上を気にしがちですけど、大切なのは利益ですからね、出て行くお金の、その内訳も気にしないときちんとした見通しは立ちません。「みんなで目標を達成しよう」という想いのもと、「自分の仕事の積み重ねがみんなの成果につながる」と日々責任を感じながら仕事にあたっています。
職人や番頭がよりよい環境で活躍できるようサポートをする、重要なお仕事なんですね!
そうですね。工事事務として、工事の人(職人、番頭)に恥をかかせるわけにはいきませんから。プライド持って仕事しています。
いま目標にされていることはありますか?
社長が今「5年後に売上倍増」という目標を掲げているんですけど、その目標を達成するために、事務側でできる成長というのを考え、しっかりと実行していかないといけないなと考えています。
「事務側でできる成長」とは、具体的にどんなことがあるのでしょうか?
次世代の育成ですね。大久保社長に次いで陽介くんがこれからの大久保恒産を背負って立つと思うんですけど、陽介くんの片腕となって働いていける人間を育てていかなければと思っています。
次世代の育成、なるほどです。奥住さんが後輩を育てる上で大切にしていることはありますか?
今では全体を見る立場にいるので、直接後輩に実務を教えることは少ないのですが、いつも「『仕事を覚えた』といえるのは、人に教えられるようになっている状態のことだよ」と話しています。
自分が培ってきたスキルをきちんと渡せないということは、教える側もきちんと仕事を理解しきれていないということです。
私たち管理職は、仕事ができることはもちろん求められますが、それに加えて人を育てられてこそ管理職だと思っています。でないと、次の大久保恒産を支える人間って出てこれないですから。
「仕事を覚えた」とは、人に教えられるようになっている状態のこと、とは本当にそのとおりだと思います。次世代を担っていく後輩たちに期待していることはありますか?
ぜひ、建設業界の世間からの見方を変えてほしいですね。昔から、「3K(きつい・汚い・危険)」ってよく言われるじゃないですか。確かにきつい部分もありますが、楽な仕事なんてないでしょう?
明るくてハツラツとしている、元気いっぱいな大久保恒産の人たちからは3Kなんて言葉当てはまりません。そういう、誤解を解くというか、本当の魅力的な姿をうまく発信していくことで、若い人たちがさらに集まってくる会社にしていってほしいですね。
この「足場の世界から」でも、そんな大久保恒産の魅力的な人たちをどんどん発信していきます!奥住さん、本日はありがとうございました!