足場の世界から
ホーム > 足場の世界から > > 足場施工以外の何でも屋!役職に留まらず、幅広く活躍する経理部長の意外な過去とは?
2016.11.18
社員紹介

足場施工以外の何でも屋!役職に留まらず、幅広く活躍する経理部長の意外な過去とは?

【PROFILE】
大橋 裕司(おおはし・ゆうじ)。大久保恒産 経理部 部長。2006年12月入社。趣味はスポーツ観戦で、野球、サッカー、バレー、レスリング、F1、WGP、格闘技系など幅広く楽しんでいる。

大久保恒産 経理部 部長 大橋 裕司

神奈川県の足場施工会社 株式会社大久保恒産で経理部長を務めている大橋。「経理部長」という肩書きではあるが、彼は自他共に認める「足場施工以外の何でも屋」である。

確定申告や、金融機関との融資関係調整作業といった経理事務としての仕事に留まらず、部材購入のためのリース会社との調整作業や労務関係、不動産の購入、賃借の管理、契約書の作成などの法務関係、近隣対応(地域活動への参加)や、セキュリティ関係など、大橋の担当している業務は多岐にわたる。

文字通り「何でも屋」な大橋のその活躍ぶりに、「大橋の仕事を引き継ぐなら5人は必要だ」と社内の人間から言われるのも頷ける話だ。

神奈川県青葉区にある足場施工会社 株式会社大久保恒産で経理部 部長として働く大橋さんの写真

商業高校出身である大橋は、高校1年生にして全商簿記3級と2級を取得し、高校3年生のときには野球部と社会人の吹奏楽団に所属しながら、簿記の全国大会である「全国高等学校簿記コンクール」に東京都代表として出場した経験を持つ。

そんな経歴を「自分にとって簿記はパズルのような感覚だった」と振り返るのだから、昔から器用に何でも要領よくこなしてきたのだろう。

「社会人としての人生が終わったと思った」前職時代

高校を卒業後、大橋は得意な分野を活かそうと、東京国税局に就職。のちに国税庁で働いた。

国税局・国税庁時代は、一言でいうと、激務だった。「終業時間は早くて終電」という、ほとんど家に帰れない生活を送った。激務ながらも大橋は懸命に働き、キャリアを順調に積み上げていたが、今ではブラックと言われるくらいの残業をおこない、心身ともに疲弊していき、ついに体を壊してしまった。

「自分の社会人としての人生はもう終わってしまったと思った」と当時を振り返る大橋。体だけでなく精神も病んでしまっていたため、社会復帰などもうできないだろうと考えていた。

しかし、大久保恒産との出会いによって大橋は再び大好きな仕事に復帰することになる。

ある日、自宅で療養中の大橋のもとに大久保恒産代表である大久保社長が訪れた。実は、大久保社長と大橋の父は同郷の友人。大橋の父から、大橋が体調を崩したことを聞きつけてのことだった。

そして「よかったら大久保恒産に来てくれないか」と大橋に声をかけたのである。

「体を壊して前職を辞めているので、自分としては社会人としての人生が終わったと思っていたんです。でも、仕事すること自体は好きだったので、もうアルバイトでもいいからリハビリがてら社会復帰したいなという思いがありました。でも、無理と諦めかけていたタイミングで、社長が働く機会をくださったんです」

大久保恒産での怒涛の10年間。「目まぐるしすぎて病気のことなんて忘れてしまった(笑)」

そこから大橋が大久保恒産に入社するまでは、あっという間だった。「一度会社見学にきてみなさい」と言われ訪問するとその日に入社が決まり、その日に大久保恒産の寮へ入寮。そして、翌日から置場での研修がスタートした。大橋は、「目まぐるしすぎて病気のことなんて忘れてしまった」と笑いながら入社当初を振り返る。

「全く違う業界業種からの転職だったから、異世界すぎて最初は正直とまどいました。だって、金髪とか茶髪とか髭とか、ヤンキーみたいな風貌の人がたくさんいるんですもん(笑)。『怒鳴られたりしたらどうしよう』って怖かったんですよね。

でも、話してみたら実際は全然違いました。みんな優しくて、分からないことがあったら全部丁寧に教えてくれるんですよ。しかも、感動するくらいスマートなやり方なんですよね。例えば、部材の手すりに1500mmのものと1800mmのものがあるんですけど、現場に出ると30cmの差がパット見て分からないんです。それを、『自分の身長を物差しにすると一瞬で仕分けができるよ』と教えてくれました。経験積んでる職人さんの仕事はすごいなって、感動しました」

神奈川県青葉区にある足場施工会社 株式会社大久保恒産で経理部 部長として働く大橋さんの写真

「自分に何かできることがないか探すのが好き」だという大橋は、研修中から繁忙期に山積みになる部材の何がどこにあるのかひと目でわかる「部材一覧表」を作成したりとその仕事ぶりを発揮した。研修が終わってからは、経理部の担当として、経理系や総務系のファイルをより早く正確に作成できるように改善し、作業の効率化を図った。

なかでも「今までで一番嬉しかったこと」と話すのは、2013年に「優良申告法人(適正な申告と納税がされ、かつ経営内容が優良で問題ないとして税務署から表彰される法人)」の表敬状を授与したことである。

「同じ税務署の管轄法人は15,000社あるのですが、まだそのうちの0.3%しか授与していないものなんです。10年間申告内容が優良であることが認められないといただけないものなので、今まで行ってきた自分の仕事がきちんとできていたという証明された瞬間でしたし、なにより会社全体にとっても名誉なことです。仕事を通して会社に貢献できているんだなと感じることができ嬉しくなりました」

神奈川県青葉区にある足場施工会社 株式会社大久保恒産で経理部 部長として働く大橋さんの写真
こちらがその賞状。今までに49社のみしか受賞していない賞だそうです。

「みんなで一緒に働く」ということ

今でこそ経理部 部長としてその役割に留まらず幅広い活躍を見せている大橋だが、研修後の配属当初は上手くいかないことも多かった。

「前職の職業柄、教科書通りにものを伝えたり進めるやり方が自分にとって当たり前だったんです。『いやいや、これが決まりですからこうやってください』とか『こうしなさい』とか。でも、それだと動いてもらえなかったり、反発する人もいたりして、スムーズに仕事が進みませんでした」

悩んだ大橋は、上司である経理部 顧問の磯崎(当時部長)に相談した。

神奈川県青葉区にある足場施工会社 株式会社大久保恒産で経理部 部長として働く大橋さんの写真
写真の女性が経理部の磯崎さん(現在顧問)。磯崎さんのインタビュー記事『30年以上会社を支えてきたベテラン社員が感じる、大久保社長の教育とその魅力』も合わせてどうぞ。

「『同じ結果を求めていても言い方を変えるだけでみんなついてきてくれるし、反対に絶対に守らないといけない部分以外は柔軟に対応することも大切だよ』と教えていただきました。それまでの私は、『これはこれしか駄目ですよ!決まりなんですから!』って、教科書通りの方法以外は受け付けなかったんですよ」

磯崎のアドバイスを受け、それからの大橋はもっと言い方を変えて歩み寄ってみたり、教科書通りじゃない方法でも大丈夫な場合は相手のやりやすい方法を採用してみたり、試行錯誤しながら改善していった。

「磯崎さんに『大久保恒産ナイズされてきたね』って言っていただいた頃には、随分自分が柔らかくなっていましたね。適当力というか、みんなと一緒に仕事するということを学びました。大久保恒産って、アジアからアフリカまで7カ国の人がいるし、若い人は10代から年配の人は80代までいるし、ひとつの考え方ではおさまらない会社なんですよね。だからすごく楽しいです」

神奈川県青葉区にある足場施工会社 株式会社大久保恒産で経理部 部長として働く大橋さんの写真

「社長に恩返ししたい」という想いが難しいことでも乗り越えるパワーに

そんな大橋のモチベーションは、「社長に対する感謝」である。

「私としては、社長に助けてもらったっていう感覚がすごくあるんですよね。前職を辞めたときはもう社会復帰できないと思っていたくらいでしたから、機会をくださった社長にすごく感謝しているんです」

社長を困らせるような結果は、絶対に出したくない。それは、難しいことでもやりきろうとするパワーになる。そして、やりきった達成感は、何にも変えられないやりがいを感じる。

社長への感謝の気持ちを込めて恩返しするべく、大橋は今後の目標をこう見据えている。

「社長に恩返ししたいし、だからこそ陽介くんにもうまく代を引き継いであげたいと思っています。それが目の前に見える大きな仕事かな。あとは自分の次に続く人を育てないといけないですね。『大橋の仕事を引き継ぐには5人必要だ』なんて言ってくれる人もいますけど、一つ一つの仕事は決して「大橋だからできた」という仕事は一つもないんです。いつも一緒に頑張ってくれている素晴らしいメンバーがいるから、その人たちの長所や得意分野を見極めて、伸ばして、次世代につながる引き継ぎをしていきたいですね」

神奈川県青葉区にある足場施工会社 株式会社大久保恒産で経理部 部長として働く大橋さんの写真
大久保恒産 経理部のみなさん。


←足場の世界からトップに戻る
関連記事


PAGE
TOP