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“心から尊敬されて、自分もそうなりたい”と思う存在に
大久保恒産に中途で入社した私は、学生時代は短距離走の選手として駆け抜けていました。大学時代から並行して、議員秘書、スポーツインストラクターを経験してからの異業種の転職です。なぜ、大久保恒産へ入社を決めたのかというと、創業から一代で築き上げてきた会長の凄さを目の当たりにしたからです。人を束ねる、会社を経営するということがいかに大変かを痛感していた私は、当時40年以上続いている足場の会社と役員たちに興味をもち、この会社で働いてみたいと思いました。気づけば、もうすぐ15年になります。
現在、社長という大役を受けて感じていることは、社会人になってからずっと変わらず“従業員は宝”ということです。人がいなければ、何もはじまらないし、一人では何もできません。15年前と比べて従業員の人数は倍以上になっています。理屈でいうと、その分売り上げも倍以上になることが理想であり、人が増えても売り上げが変わらなければ意味がありません。そのために、従業員一人一人何ができるのか?自分の力をどうすれば活かせるのか、自分から発信していってほしいと思います。すべてのグループ会社、部署がないと今の大久保恒産グループは成り立ちません。
そのためにも、社内では気を遣わず、社外(お客様)に全力を注いでほしいと思っています。しっかりと気遣いができる会社にしていきたいです。
そして、自分たちでよい会社にするためには一人一人のやる気が重要になってきます。よく新卒の社員にも“夢はあるのか”と聞くのですが、自分が何のために働いているのかを考えてほしいと思います。小さいころからの夢が変わっても構いません。その時々の夢を実現させるために充実感をもって働く。それが大切なことだと思っています。
大久保恒産は他社からみると“足場屋”ですが、“人”と“心”を大切にして育ててきたからこそ今がある。そんなことを皆にも感じていただきたいと思います。
そのために誠心誠意、お客様のために事業を提供し続けていきたいと考えています。
代表取締役 名田 英典
人が育つ会社にしたい。かつて足場業界は、私の父であり会長である大久保和男がそうであったように、何もないところから身一つで飛び込み、その腕を磨く者たちが集う、職人の世界でした。職人の世界では、親方は新人を育てなければ自分の稼ぎが減ってしまいます。そのため、新人が、仕事ができるようになるためにはどうすれば良いか、ということを真剣に考えてきました。その結果、厳しい言葉が飛ぶこともありますが、その言葉の中には、新人を想う気持ちがありました。だからこそ新人は親方に付いていきます。そして、そうした厳しい環境で育つからこそ、技術面だけでなく、人格面でも成長し、立派な社会人になる、という構造が、大久保恒産ではありました。そのため、大久保恒産には「人を育てて一人前にする」ことが会社の文化として、深く根付いています。
いま、時代は大きく変わり、足場業界へと入る人材も、昔と比べて変化しました。今の恵まれた世の中ですから、昔のように「裸一貫」で職人の世界へ飛び込む若者は減っていますが、それでも、「自分の言ったことを貫き通す」「やるべきことを果たす大人になる」「物事をやり遂げる気概をもつ」という、人として大切な要素は、何も変わりません。
時代が変わっても、人を育てることの意義が変わるわけではありません。
「自分は一人前の職人です!」と、自分で胸を張って言えるような職人に育ってほしいという想いから、「建設業界で一番人が育つ会社」をスローガンに掲げています。
育った結果、お客さんからも社会からも必要とされる人材になる。こういった「三方良し」の関係が築けるようにしていきたいと思っています。
当社が職人に求めているのは、「覚悟」です。それは、どの時代も変わらないと思っています。どんなに頭が良くても、口が上手くても、覚悟がなければ一人前の職人にはなれないと思っています。「覚悟」とは、「自分はこの仕事で一人前の職人になると決める」ということです。決めたことは、何があってもやり抜く。こうした気持ちを求めています。
その覚悟がある人と、一緒になって会社を、業界を盛り上げていきたい。そして、そんな想いに共感してくれたからこそ、最高に成長できる環境を、会社から提供したい。こう思っています。
肉体労働を主とする足場業界でこれらを当たり前に用意することは、大変難しいことでもありますが、ここをしっかりやってきたからこそ、弊社が創業50年を超えて経営を続けられているのではないかと思っています。
これからも、大久保恒産は足場業界での人材育成を通して、地域の発展、社会への貢献に努めてまいります。
代表取締役 大久保 陽介
1968年、横浜市青葉区で会社を創業して以来、当社は仮設足場工事会社としてやってまいりました。長年経営を行っていると様々な場面に遭遇します。その中で、何故大久保恒産は半世紀もの間生き残れたのかを考えた時、それは、大久保恒産の従業員が、「お客様の立場に立って仕事をする」ということと「やろうという気力に満ち、助け合いの精神で仕事をしてきた」からではないかと思います。住宅、特にマイホームを購入する場合、お客様にとって一生に一度の大切な財産を作る時であります。その想いを理解し、お客様あっての私達の会社だということを理解しなければなりません。「お客様ありがとう」という気持ち、「お客様にご迷惑をかけてはならない」という基本の姿勢を貫いて来たことが、生き残ってきた理由ではないかと思います。会社の業績は、情勢の良し悪しや仕事の有無などで決まるものではありません。仕事をやる人の器に応じて仕事が舞い込んでくる。仕事をしていく中で、誰かが倒れそうになっていたら助ける。そういった精神のもと、仕事をしてきました。足場の施工管理は当然のことながら、大事なことは「仕事する人達の意志」であるように感じます。やろうとする気力。やれなかったら、やれるまでやるという不退転の決意があるかどうかにかかっている。必ずやるんだという決意。この気持ちがそのまま足場に表れると考えております。どうでもいいんだ、知ったこっちゃないという精神を持った者に、お客様が満足する足場が組めるはずがない。自分がやらなかったら誰がやるんだという思いで仕事に取り組む集団が大久保恒産であります。
そして、群雄割拠した足場業界の中で、これから大久保恒産、ひいては足場業界全体を活性化させるために何をしなければならないのか。その一つに、若者の育成があります。昔と異なり、今の社会で、やろうと思ってやれないことはない。どんな壁でも超えられる。しかし、その中で、唯一超えられない壁があるとすれば、それは、「己が創りだした壁」であります。自分で決めた限界。「こんなことはできない」「あんなことはできない」と言った時点で、絶対にできない。どんな壁であったとしても、助け合い、協力し合うことで乗り越えられる。この「助け合いの精神」を持った若者を育てていく。足場の知識・技術はもちろん、人として器の大きい人間を育てること。これこそが大久保恒産のこれからの使命であると考えております。
2015年度から、大久保恒産は今までに無い大規模な新卒採用を開始しました。今まで仕事を通して培ってきた技術・精神を、今こそ次の世代に受け継がせる時が来たと感じたからであります。時は今。これからの若者が育つために、どうしたら大久保恒産の精神を伝えられるだろうかと考えた結果、1年間に及ぶ研修プログラムを考案しました。研修を通し、社会人として、そして大久保恒産の社員として、何を大切にしなければならないのかを学んで欲しいという思いです。
最後に、大久保恒産は社会貢献する会社であります。社会貢献をしない会社の業績の発展はありえない。社会貢献は、会社が生き残るための基本原則であります。そのために、大久保恒産では「約束を守る」「時間を守る」「挨拶をする」という3原則を掲げております。この精神のもと、皆様のお力を借りて、大久保恒産はこれからも発展に努めてまいります。
取締役 大久保 和男