職種紹介


職人

足場は仮設分野における現場の
プロデューサー

足場職人は、建築業者の中でも特に重量物を直接取り扱う職種であり、その分他の業者に比べ、筋力・体力が必要となります。だからこそ、働いた後の達成感もひとしお。

足場職人

足場は、基礎が終わった段階での施工となるため、配置図、平面図、立面図等の図面から、実際に現場でどのように家が建つかのをイメージし、建物の完成に至るまでの作業に必要な足場を施工しなければならないため、想像力と空間把握力が重要となります。また、足場部材のような重量物の運搬・組立・解体には、単純な筋力だけでなくバランス感覚も必要となります。元々の運動神経もある程度求められますが、「どこを持てば持ちやすいか」、「体に負担がかからないか」はやはり経験を積んでいく中で身につけていきます。足場は仮設物ですので、最終的には解体してモノとしては残らないですが、新築工事の時においては、足場が無い状態を一番最初に見ることができるのが足場屋であり、言ってみれば新築のお目見えを一番初めに見れるという特権もあります。

足場屋は「もはや足場を架けられれば良い」という立場ではなく、家一軒を建てる際「いかに足場を使う業者全員が「安全」かつ「満足する」足場を架けられるか」といった、仮設分野における現場の「プロデューサー」としての役割も果たしています。当然ではありますが、足場に一番求められるのは「安全」であり、足場を使う全ての人の「安全」に配慮しない足場は足場ではありません。 職人として働く期間が長ければ長い程、使用するお客様(足場を使用する業者)のことを考えた施工となってきます。そして、厳しい工程をこなした後「番頭さん、今日の仕事終わりましたよ!」「そうか、よく頑張ったな。ありがとう」というやりとりの中で、信頼関係が生まれてきます。また、お客様が「この足場組んだ職人さんは腕がいいね」と言っていたよ、と番頭から伝え聞いた時、とても嬉しく感じ「また明日から頑張ろう」という気持ちで仕事ができます。そういう職人の背中を見て、若い職人が育ってきていくような職場です。

 

足場職人

番頭

現場のマネージャー職

番頭」職は、営業、施工管理、職人管理、工程管理を行う人たちのことを言います。お客様との打合せ、現場調査(下見)、見積もりの作成を行い、職人が行う現場施工以外の足場工事に必要な全ての業務に対応する職種です(時には現場に出ることもあります)。

足場施工している番頭

「低層足場は毎日約70~90現場動いています。その現場が2~3週間程先まで予定が組まれているため、常に800~1000現場を、10~15人の番頭が管理・担当します。また、大久保恒産では、年間約700社以上のお客様との取引があり、工務店・ハウスメーカーから塗装屋さんまで、あらゆる足場を利用したいお客様と取引をしています。そのため、番頭は常に柔軟な考え方とコミュニケーション力が求められ、毎日生き物のような現場を乗りこなしていかなければなりません。その中で、お客様が欲しい足場はどのようなものかを聞き取り、要望に答える足場を設計し、職人に伝えることが重要となります。

忙しくても、失敗しても、大変な時でも、職人やお客様から電話かかってきて、自分を頼ってきてくれる。そういう人達との繋がりの中から元気をもらい、「頑張らなきゃな」「ちゃんとした仕事しないとな」「立ち止まってる場合じゃないな」と思い、自分を奮い立たせます。自分を必要としてくれる人がいる。 そうしたお客様や職人との繋がりが、番頭をやっていく上での一番のやりがいとなってきます。そして、厳しい中、苦労して掲げた目標を達成した時、今まで辛かったことを全部忘れて、喜びや達成感に変わります。苦労も多いけど達成感もひとしお!それだけやりがいのある職場(職種)です。

現場調査をしている番頭

置場

職人が少しでも使いやすい置場作り

仮設足場において、仮設部材は何度も使うため、とても大切な財産になります。その管理とメンテナンスを一手に引き受けているのが置場です。曲がった部材、亀裂が入っている、いわゆる「不良部材」をなくすということが、置場の一番大事な役目です。

「不良部材」が現場にいってしまうと、現場での事故や怪我に繋がります。そうならないための部材管理が、置場の重要な仕事の一つです。また、足場部材は様々な種類があり、一つ一つが重いため、職人が積み降ろしするのは大変です。その作業が効率的になるだけでも、早く現場に行くことができるし体力も温存できるため、売上にも響いてきます。また、足場の組立と解体のバランスを予測・汲み取りながら部材の出し入れをすることが求められます。良く使う部材や大量に持ちだされる部材を前に、あまり出ない部材は後ろに、といった具合です。

置場1
置場2

置場では在庫管理を行っているのですが、部材の種類も多く、ケースの大きさも様々なので、管理しやすいように配置をしたり、本数の目安を共有しており、見ればだいたいの数を数えられるように工夫してあります。置場には、高校生や大学生の短期アルバイトや、職人をする前の体力づくりや部材の扱いになれるためのアルバイトが来たりします。外仕事のため大変なこともたくさんありますが、置場だから出来ることもたくさんある職場です。

事務

現場のバックアップをする、キャディーの役割

工事事務では、事務員がそれぞれの課につき、主にその課の番頭と連携を取って仕事をしています。直接売上を上げることはできませんが、忙しい番頭のバックアップとして、会社に送られてきた図面を各担当の番頭に渡したり、請求書を作成・送付し、その入金確認を行ったりしています。

キャディー1

何か問題があれば番頭と連携を取って解決します。そして、汗を流して足場を架けて働いている職人たちのために、1円も漏らすこと無く数字に反映させ、職人たちが働いた分だけしっかり払えるように手配すること。これが工事事務としての仕事です。文章にしてみると簡単ですが、日々目まぐるしく変化する状況の中、あがってくる日報と番頭の掲げた売上目標とを見比べ、漏れや間違いがないかを常に確認します。整合性が取れていないと感じた時は、すぐに確認を入れます。そういった気配り・心配りがないと、職人が実際に仕事してきた内容を正確に把握できなくなり、せっかく職人が働いた分の稼ぎを払えなくなってしまう場合が出てしまいます。細やかな作業と気配りが必要な職場です。業務内容としてはパソコンで作業していることがほとんどですが、たまに番頭と連絡でやりとりをします。

そうしたコミュニケーションを取ることで、課としてチームワークが良くなり、一緒に売上を達成しようという気持ちになります。売上を計上していく中、月末に近くなっていくと、あといくらで目標達成するというのが見えた時、「あと◯◯円で達成するから頑張って!!」と励まして、結果見事達成した時は、番頭と一緒になって喜び合う。そんな時、事務をやっていて良かったなと感じます。実務的にも精神的にも、職人、番頭を支え、番頭が掲げた売上目標を達成するまでの道のりを全面的にサポートする、ゴルフでいうキャディーの役目を果たしています。

キャディー2

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